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査定申込数ランキング(2015年3月度)
査定申し込みランキング
3月度の査定申込ランキングTOP10
順位 | メーカー | 車 名 | 前月比 |
---|---|---|---|
1 | ダイハツ | ムーヴ | |
2 | スズキ | ワゴンR | |
3 | ホンダ | フィット | |
4 | ホンダ | オデッセイ | |
5 | トヨタ | プリウス | |
6 | BMW | 3シリーズ | |
7 | トヨタ | bB | |
8 | ホンダ | ライフ | |
9 | 日産 | セレナ | |
10 | トヨタ | ヴォクシー |
今月の一台:ホンダ フィット
コンパクトカーの大人気車種といえば、なんといっても、今月ランキング第3位のホンダ・フィットでしょう。それまでも、トヨタ・ヴィッツや日産・マーチ、マツダ・デミオなどがありましたが、初代フィット(GD1)が発売されたときは、その愛らしい斬新なフォルムに目を奪われました。初代フィットは2001年、2代目フィットは2007年の商用デザイン部門でグッドデザイン賞を受賞しています。
また、後部座席を倒すとオールフラットになりますし、後部座席を跳ね上げると、高さのあるものでも積めてしまうという、今までコンパクトカーでは犠牲にされがちであったラゲッジスペースの使い勝手も魅力的です。フィットがデビューしたのは、2001年の事になります。それから10年以上がたち、現行車もすでに3代目となっていますが、その使い勝手の良さは初代から変わっていません。3代目フィットはプラットフォームから新設計となっていますが、この思想は一貫されているようです。
よく、「日本車コンパクトカー御三家」として、ヴィッツ、マーチ、フィットがあげられますが、コンパクトカーで大人が横になってきちんと寝れるスペースがとれるのは、恐らくフィットだけです。少々窮屈ではありますが・・・。不思議なのは、なぜ他のメーカは、このシートアレンジを真似しないのでしょうか。これには、座席の構造にヒントがありそうです。背もたれを前に完全に倒したときに、背もたれの上面と荷室の底面を同じ高さにするという事は、デミオやアクアに採用されているタイプの単純な構造の座席だと、その厚み分の荷室容量を犠牲にする必要が出てきてしまうのです。
フィットは、背もたれを前に倒すと、座面がその分沈み込む構造になっています。それでいて、且つ、座面の跳ね上げにも対応していますので、シンプルに見えてかなり複雑な機構を持っています。ホンダ社製の他の車種にもこの構造は応用されいます。「簡単には真似のできない構造」と言えるほど複雑だとは思いませんが、まず、後部座席の下部に重要な物件が存在していないというのが条件になりますし、他のメーカでは、もっと注力すべき要素があったのかもしれませんね。車のデザインというのはこういうところを一つとっても面白いものです。
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