どの色を購入する?車の色の選び方!

どの色を購入する?車の色の選び方!

2020年版自動車人気色調査報告書によると、車のボディカラーで圧倒的に人気があるのは白で、続いて黒を希望する人が多いということです。日本では特にパールホワイトが人気で、高級感のある車にも多く採用されているカラーです。車のカラーは赤、緑、青、茶色と多岐にわたりますが、それぞれのメリット・デメリットを念頭に入れて、賢く車を購入したいものです。ここでは、車のボディカラーごとのメリット・デメリットをご紹介します。

一番の人気色は白

白は世界的な動向においても、圧倒的な人気のある色です。 白の車に乗ると、毎日気分が刷新され、爽やかな心持ちになるという方も多いようです。白という色の持つ前向きさ、そして艶のある塗装から高級感を感じるという点により、高い人気が続いています。それは車のリセール時にも強みを発揮します。白は黒と並び、リセール時にも高く買取されるとあり、いずれ高く買い取ってもらいたいという消費者に、賢い選択とされています。さらに、夏場も車体温度が上がらず涼しく乗れるという強み。
他にも、車体が大きく見えること、視認されやすいカラーであることから、事故に遭いにくいというメリットもあります。
デメリットとしては、以前より塗装技術が改良され、色あせは目立ちにくくなったものの、マメなお手入れが必要という点が挙げられます。

高級感が欲しいなら黒

白に次いで人気なカラーは黒。 黒は、特にその高級感が高い人気の理由です。 引き締まった黒の美しさに魅了され、乗り続ける人も多いカラー。艶のあるパールブラックが特に人気です。白に次いで、リセール時には高く買い取られる人気カラーなので、中古販売時にも安心して乗れる色です。
そんな黒を美しく保つには、他の色よりも手入れが大変重要になります。他のカラーよりも、砂埃や雨の汚れが目立ちやすく、傷も目立ちやすいとあって、きれいな黒を維持するのには、手間を要します。また、黒は日光を吸収しやすい色とあって、夏場には車体も車内も高温になりやすいという難点も。他にも、日中でも紛れやすい色で、夜ともなると視認しにくく見落とされやすいため、事故に遭遇しやすいというデメリットもあります。

みんなに注目される赤

赤い車と街中で出会うと、道行く人は思わず目をひかれます。それくらい赤は目立つ色です。赤の車に乗っているとき知人とすれ違うと、気づいてもらえるという声もよくあります。駐車場に置いても、ひときわ目立つので、探す手間が省けるということも。情熱的な色合いで乗っている人の個性を反映する赤は、こだわりのカラーと言えそうです。 目立つ色は警戒色とも言えるので、事故に遭いにくいメリットがあります。
一方、赤は紫外線にさらされると、色あせしやすいという特徴を持っています。最近では塗料の改良から、以前ほどの褪色はないようですが、なるべく青空の下に駐車しない配慮が必要です。そして、目立つ色であることから、乗り手が限られるということもあり、車の売却時には値段が抑えられる色と言えます。

リラックスした気分に緑

車のボディカラーに使われる緑は、乗る人に安定感と落ち着きをもたらしてくれます。光沢や映り込みが良いとされていて、手入れのしがいがありますが、濃い色のわりに汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
一方で、塗装がはげた場合、色のコントラストで分かりやすいという欠点もあり、他にも色が町並みや自然と溶け込みやすいため、事故に遭遇しやすいという面もあります。また、個性的な色は人気の波が大きく、乗っている人も少ないので、中古車としては高い値がつきにくいというデメリットも持っています。

人気が高まっている青

青色の車は、艶感によって高級感を、青の深みやメタリック感によって爽やかさやスポーティーな印象も受けます。2020年版自動車人気色調査報告書によると、青は無彩色(ホワイト、ブラック、グレー、シルバー)に次ぐ人気色で、欧米を中心にスポーツカーやコンパクトカーの分野でじわじわと人気が高まってきています。これはアジアにも影響がありそうという見方で、今はまだ趣味性の高い色と言われている青ですが、いずれリセール時の人気にも反映されるかもしれません。青は緑同様に、濃い色ながら手入れのしやすい色と言われています。
一方で、実際には近い距離でも、遠いところに居るかのように錯覚を引き起こしやすい色なので、車間を取っているつもりが、思ったよりも近かったと誤認されやすく、注意が必要な色とされています。

落ち着きのある茶色

茶色の車には、渋くどっしりとした落ち着きのあるカラーと、ショコラやココアなどの淡いカラーのものがあります。ショコラは女性に人気のカラーで、温かみのある落ち着きある色と言われています。黒よりはやや汚れが目立ちにくいのが特徴です。
しかし、黒と同様で視認性が低く、建物などに紛れやすい色なので、運転には注意を要します。やはり、乗り手が限られていることから、白や黒と比べ、リセール時には価格が抑えられる傾向にあります。

自分の乗りたい車に乗ろう

以上のように、車の色を選ぶときには、趣味性や、手入れのしやすさ、車のイメージ、視認性、売却時の価格など気になる点は多くあります。車を売るときの査定は色による影響が避けられません。しかし、人気色は時代とともに移り変わっているので、買ったときの人気色が売るときにも人気とは限りません。やはり最後には自分の好きな色、好きな車を乗ることが一番満足度の高い乗り方なのではないでしょうか。上記を一つの参考にして、好きな車を選んでみてください。