車買取業者から無料で代車を借りられる？
愛車の買取を検討している方の中には、売った後に次の車が納車されるまでの間、「代車を借りたい」と考える方が少なくありません。 ここでは、車買取業者から代車を借りられるのか、また無料で利用できるのかについて解説します。
大手の車買取業者は無料で代車を借りられるケースが多い
大手車買取業者の多くは、無料の代車貸し出しサービスを行っています。ただし、無料の貸出期間は一般的に2週間程度で、長くても1カ月です。この期間を超えると、有料での貸し出しになるケースもあり、貸出期間の延長を行っていない業者もあります。
また、大手であっても用意している代車の台数は通常10台ほどです。そのため、タイミング次第では、すべての代車が貸し出し中ということも考えられます。できれば事前に、「貸し出しの無料期間」「貸出期間延長の可否」「代車の利用状況・予約状況」を、業者に確認しておくことをおすすめします。
中小の車買取業者の場合は代車が用意されていないことも
中小の車買取業者については、代車の有無が業者によって異なります。中には代車の用意自体がない業者もありますし、仮に代車の用意があったとしても、大手ほどの台数を用意していないところが多いです。そのため、代車が必要な場合は必ず事前に確認しておくことをおすすめします。
ディーラーは無料で代車を借りられるケースが多い
下取りを利用してディーラーで車を新規購入する場合は、納車までの間、代車を無料で借りられる場合が多いです。下取りは買取とは違い、車を必ず購入することが条件となるため、買取業者よりも代車サービスが充実しています。ただし、代車の貸し出しが無料かどうかは、ディーラーによって異なります。そのため、ディーラーで下取りをする場合でも、事前に料金ついて確認しておくと安心です。
車買取業者から代車を借りるメリット
ここでは、車買取業者で代車を借りられた場合の具体的なメリットについて確認していきましょう。
納車されるまでの移動手段ができる
買取業者で代車を借りられれば、車を売却してから次の車が納車されるまでの間、移動手段を確保できます。
車を手放してから納車されるまでの間に、思った以上に日にちが空いてしまうことも少なくありません。なぜなら、在庫の有無や車種、グレードなどによっては、はじめに想定していたよりも納車までに時間がかかってしまうことがあるからです。そのため、車がないと生活ができないという方にとっては、代車を借りられるメリットは大きいといえるでしょう。
レンタルして借りる必要がない
大手車買取業者の多くは、代車を無料で貸し出しています。 そのため、車を手放してから納車されるまでの間、代車の代わりとしてレンタカーを利用する必要がなくなり、余計な出費をせずに済みます。 仮に、次の車の納車に時間がかかってしまうと、比例してレンタル費用もかさみますが、買取業者で無料で代車が借りられるのであれば、その心配もありません。
いつでも車を売りやすい
代車を無料で借りられれば、任意のタイミングで車の売却がしやすくなります。なぜなら、代車があれば、次の車が納車されるまでの移動手段やレンタカー費用などについて、心配しなくて済むからです。代車が借りられるという安心感があれば、自分が売りたいと思ったタイミングで売却がしやすくなります。
車買取業者から代車を借りる場合に確認しておきたいこと
ここからは、車買取業者から代車を借りる場合に確認すべきポイントについて解説します。
代車の傷やへこみを確認
代車を返却する際にトラブルにならないよう、代車を借りる際は業者と共に、すでにある傷やへこみを確認しておきましょう。もし、もともとあった傷やへこみが「レンタル中に新たにできた傷やへこみ」と見なされれば、修理代を請求されるかもしれません。不安であれば、代車の前後左右や気になる部分の写真を撮影し、レンタル時点における車の状態の証拠として保存しておくとよいでしょう。
貸出期間を確認
車買取業者から代車を無料で借りられる期間は、一般的に2週間程度で、長くても1カ月程度の可能性が高いです。無料期間を超えると、基本的に有料での貸し出しになります。また、長期間の貸し出しには対応していない業者もあるため、その場合は途中から自分でレンタカーを借りなければならない可能性もあります。 業者ごとに貸出期間や貸出期間延長の可否は異なるため、事前によく確認しておきましょう。
車庫証明書は不要
代車を借りる際、車庫証明書（自動車保管場所証明書）は不要です。なぜなら、車庫証明書は「購入する車の保管場所が確保されていることを証明する書類」だからです。 代車はあくまで一時的に借りるものであり、購入する車には該当しないため、車庫証明書が必要ありません。 また、車庫証明が必要なのは、車検証の所有者欄に記載されている人となるため、代車の場合は代車の所有者である買取業者が対象となります。
保険の加入状況を確認
代車を借りる場合は、事前に自動車保険の加入状況を確認しておきましょう。
レンタカーの場合は、業者が自動車保険に加入しているケースが一般的です。しかし、代車の場合、業者が自動車保険をかけていないこともあります。
借りた代車が自動車保険に未加入だった場合、万が一事故を起こした際に、対人賠償において自動車損害賠償責任保険（自賠責保険）を超える部分は自費で支払わなければならなかったり、対物賠償や搭乗者の傷害に対応できなかったりします。仮に、業者が代車に自動車保険をかけていても、補償内容が不十分なら事故時に自己負担する金額が発生することもあるでしょう。
そのため、自動車保険に加入しているかどうかに加えて、補償内容が十分かどうかもチェックしておく必要があります。
また、現在加入している自動車保険に「他車運転特約」が付帯されていれば、他人から臨時で借りた車で事故を起こしても、自動車保険を利用できます。
車買取業者から代車を借りる場合の注意点
車買取業者から代車を借りられるとはいえ、そのときの状況によっては借りられない場合もあります。
車種や年式は基本的に選べない
買取業者から借りられる代車は、在庫があれば、現在使用している車と同じような車を借りられる可能性があります。
しかし、基本的には車種やグレードなどを自分で選ぶことができません。業者が所有する代車の中から、状況に応じて業者が選んだ車を貸し出すことがほとんどです。
前述のとおり、大手の車買取業者であっても用意している代車は10台ほどのケースが多いため、そもそもの車種の選択肢が少ないのが現状です。
それだけでなく、年式が古かったり、カーナビゲーションやドライブレコーダーなどの機器がついていなかったりする代車もあります。
ただし、自宅の駐車場が狭く軽自動車しか駐車できないというような事情がある場合は、事情を考慮して代車を選んでもらえる可能性もあります。
時期によっては代車がすべて貸し出されていることがある
代車の需要が高い時期は、すべての代車が貸し出し中で借りられないこともあります。 1月から3月までの間は、車が特によく売れる繁忙期です。車の需要が高い時期は買取業者も積極的に買取キャンペーンなどを行うため、この時期には、代車が借りられない可能性があることを考慮しておく必要があります。事前に代車の利用状況や予約状況を確認し、代車を借りたい時期にすべての代車が貸し出し中であれば、代車が空き次第借りられるように交渉しておくとよいでしょう。
代車のガソリンは使った分は返却するのが基本
代車で使用したガソリンは、基本的に借り主が負担するのがマナーです。 ガソリンの取り扱いに関して、代車を借りる際に「満タン渡し・満タン返し」というように指定される場合があります。特に指定がなければ、使用分を給油してから返却すれば問題ありません。 ガソリンの取り扱いについて特に説明がなければ、念のために確認しておくようにしましょう。
買取をキャンセルすると代車費用を請求されることがある
代車の貸し出しは、車を売却する方に向けた業者のサービスです。 そのため、代車を借りたにもかかわらず、車の売却をキャンセルした場合は代車のレンタル費用を請求される可能性があります。 そもそも、契約後にキャンセルをすると代車費用だけでなく、キャンセル料がかかるなど、トラブルになる可能性もあるため、車の売却は意志を固めてから手続きをすることをおすすめします。
車買取業者から代車が借りられない場合の対処法
ここからは、もし買取業者から代車を借りられなかったときの対処法について見ていきましょう。
数日待てば借りられるのか確認してみる
業者の代車がすべて貸し出し中でも、数日待てば代車が返却されることもあります。そのため、代車の予約状況を確認し、代車が空き次第借りられるように交渉しておくとよいでしょう。 車を売却してから納車までの期間の一部でも代車を借りられれば、移動手段がないことの不便やレンタカー費用の負担を減らすことができます。
買取店だけでなく車購入店でも確認してみる
どうしても車買取業者で代車を借りられそうにない場合は、新しい車の購入先となる販売店や、ディーラーで代車を借りられないか確認してもよいでしょう。 ディーラーによっては、別の車買取業者で車を買い取ってもらう場合でも、車を新規購入するのであれば代車を借りられる場合があります。 業者やディーラーによって対応が違うため、まずは確認してみることをおすすめします。
レンタカーを借りる
車買取業者でもディーラーでも代車を借りられなければ、レンタカーの利用を検討しましょう。 レンタカーは月会費不要で、必要な期間だけ借りられるため、代車として利用するのに向いています。 また、自分で自由に車を選べるため、今乗っている車種と近いものを選ぶこともできます。 ただし、レンタカーは長期間になると費用が高額になるため、借りる期間が長期になる場合は注意が必要です。
カーシェアリングも検討する
カーシェアリングは、登録会員の間で車を共同で使用するサービスです。必要な時間だけ車を使用することができ、短距離・短時間の利用の場合は、レンタカーよりも費用が安く済むケースが多いです。しかし、カーシェアリングは毎回予約する必要があるため、予約をする手間がかかり、必ず毎日空いているとも限らないというデメリットがあります。 また、カーシェアリングのステーションの場所は限られているため、自宅近くにステーションがなければ利用できません。 さらに車種が限定されているため、自分好みの車が借りられるとは限らず、長距離・長時間の利用は、レンタカーを借りるよりも費用が高くなることもあります。 そのため、カーシェアリングは、毎日乗る必要がない方や、短時間の利用が多い方におすすめです。
車買取業者から代車を借りる場合によくある質問
最後に、車買取業者から代車を借りる際よくある質問を紹介します。代車の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
代車で事故をしたらどうなる？
代車で事故を起こした場合の対応は、業者によって異なります。
代車の修理費用や損害賠償責任について、利用者がすべての責任を負う場合もあれば、業者で加入している自動車保険で補償できない部分のみ負う場合、ほかにも古い代車の軽微な傷やへこみなどに対しては修理費用を請求しない場合などがあります。
代車で当て逃げされたら？
自分に落ち度のない当て逃げによって傷やへこみが生じた場合であっても、その修理費用は代車の利用者が負うのが一般的です。 ただし、代車が古く傷やへこみが軽微であれば、修理代を請求されないこともあります。 万が一、当て逃げの被害にあったときには、必ず警察に被害届を出し、業者にも連絡しましょう。業者に傷やへこみを無申告のまま返却するとトラブルになりかねないため、必ず傷やへこみがついたことを申告するようにしましょう。
シートなど車内を汚してしまったら？
代車の使用中に車内を汚してしまったときは、業者に正直に自己申告をしましょう。そのうえで、費用負担について話し合うことが大切です。 軽微な汚れであれば、クリーニング代を請求されないこともあります。ただし、汚損を隠した状態で返却してしまうと、やはりトラブルの種になってしまうこともあるため注意が必要です。
スタッドレスタイヤは借りられる？
スタッドレスタイヤの装着が必須になる地域であれば、相談次第でスタッドレスタイヤつきの代車を借りることが可能です。 反対に、スタッドレスタイヤがなくても生活できる地域は、通常のタイヤが装着されたまま代車が貸し出されます。 代車にスタッドレスタイヤを装着してくれるかどうかは地域差が大きいため、事前に確認を取りましょう。
返却時に洗車・清掃は必要？
ガソリンについては「満タン返し」といった取り決めがある場合もありますが、洗車や清掃については、基本的に不要です。 どうしても気になるようであれば、洗車や清掃をしてから返却しても特に問題ありません。ただし、洗車や清掃の際に、代車を傷つけたり、かえって汚してしまったりしないよう気をつけましょう。
車内で喫煙はできる？
代車は喫煙できないケースが多いため、喫煙したい場合は必ず事前に確認しましょう。喫煙したい場合は、車内喫煙ができる代車があるか業者に確認してみてください。
大手の車買取業者では無料で代車が借りられる！
大手の車買取業者では、代車を無料で借りられるところが多いです。ただし、繁忙期には代車が空いていないことや、一定期間しか借りられないケースもあります。
代車を借りる場合は、必ず事前に代車の空き状況と借りられる期間を確認しておきましょう。また、代車が必須の方はぜひアップルにお問い合わせください。
基本的にアップルでは無料で代車を貸し出しています。すべての代車が貸し出し中の場合もございますので、まずは、店舗へご相談ください。
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