[ つぶやき ]
2019/12/07 (土) 21:06
冬とエンジン出力の関係について
このキーンと張りつめた空気…
本格的な冬が始まりました。
ところで
人間は寒いと身体が縮こまってしまって、体がにぶくなります。これは体温を守ろうとして筋肉が収縮してしまうからです。体温というのは低すぎても高すぎても、人間の身体の機能障害を引き起しますから、当然です。
しかしエンジンは逆に寒いほど、パワーが出るんです。「エンジンは吸い込んだ空気の量だけパワーが出る」んです。
空気のなかに含まれている酸素(O2)の量になるわけです。気温が低いと気体は小さく縮んでしまうので、同じ1リットルの空気であっても、そのなかに含まれる酸素の量は増えることになります。
具体的に…
気体は1℃上がる毎に1/273.15だけ膨張することが判っています。つまり30℃の時に対して、0℃の時は30/273.15=0.10983だけ小さいことになります。0.10983ということはつまり約11%小さいわけで、その逆数となる1.1234だけ多くの酸素を取り込むことができるのです。約12%もパワーアップなんです❗
冬のほうがモータースポーツむきなんですね。