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2009/07/02 (木) 20:42

トヨタ Will Viについて

 最近の車は、ヘッドライトやボデーラインの意匠は凝っているものの、空気力学だの居住性だのを考慮している所為か、だいたい形が似ており、面白くない。もっと個性的な車はないものか。などとお嘆きのお客様、このような車はいかがでしょうか?

 この車、前から見ますと、ボンネットにある3本の窪みと、フェンダーが膨らみ、所謂ブリスターフェンダーになっているところが、ちょっと変わっております。

 そんな程度では、まだまだ個性的とはいえないな。と、ご指摘されるお客様も多いことでしょう。たしかに、前から見ますと、まだ他の車と似ているという概念から脱却しているとはいえなそうです。

中古車販売 中古車買取 アップル しかし、真横からご覧下さい。リヤウィンドウの上端が、下端よりも後方にあるように見え、リヤウィンドウが普通の車とは逆に傾斜しているようです。ここは、他の国産車のいずれにも似ていません。

 この形は、おそらく空気力学や居住性を犠牲にして成り立っています。モチーフとしたカボチャの馬車を彷彿させるべく、カボチャを包丁で切ったような切り口をリヤウィンドウに表現することを優先に。斬新奇抜すぎて売れないかも知れないという冒険をした、トヨタらしからぬ、その芸術至上主義を好ましく思います。

 尤も、カボチャの馬車に乗って、玉の輿にも乗ってしまったシンデレラのように美しい奥様やお嬢様をメインターゲットとしたこの車は、スピードをあまり出さないだろうから空力もそんなに関係しないとか、ちょい乗りの買い物車としての用途が多く、後部座席に乗るのも子供主体であろうから、多少狭くても大丈夫などという計算あってのことでしょうけれど。

中古車販売 中古車買取 アップル そんなこの車は、内装だってお洒落です。外装は前述のカボチャの馬車ですが、内装のインパネはフランスパンだそうです。いわれてみれば、そんな気もします。でも、そのようなデザインより、運転席と助手席の二人の間を妨げるセンターコンソールが無い、ベンチシート&コラムシフトであることのほうが、ポイントかも。

 また、この車に限っていえば、ボデー色も個性的。せっかく、色の種類が豊富なコンパクトカーを選択するのですから、セダン、ミニバン、SUVに多い、即ち全体的に多い、ブラック、(パール)ホワイト、シルバーは避け、このような色を選択するのもありではないでしょうか。

 ちなみに新車でしたら、ボデー色による購入価格があまり変わりませんので、お嫌いでなければ、今のところ売却時に他の色と比較して高値が付く可能性が高い、パールホワイトやブラックあたりがお勧めではあります。

 ですが、中古車で購入する場合、人気色の車は高値で仕入れられた分、高値で販売されております。ボデー色を重視しない、購入後リセールバリューが無くなるくらい長い年月使用する、というようなお客様へは、同じ予算で品質が良いものが購入出来ると思われますので、少数派の色、悪く言えば不人気色もお勧めです。

 ところで、この車の名は、「Will Vi(ウィル ヴイアイ)」と申します。グレードは、屋根の開くキャンバストップ仕様。既に売約済となっておりますが、面白い車かと思い、ご紹介させて頂きました。


2009-07-02 20:42:00